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Tokyo dandy gentleman...vol.43





あつらえ物の浴衣に麦わら 、
懐中に差し込む片腕、うす黄色の足袋、
 
すっと伸ばした首筋や目線、佇まい。


「エレガンス」というのはこういう事かも、と
彼と話しててそう思った。


I happened to see him in front of KImuraya-bakery at Ginza.
He's so attracted with his clothes and mood.
so I couldn't stop catching him and photographing him.


「エレガンス」について考える。


曰く
「エレガンスは言葉づかい、しぐさ、態度、雰囲気、
趣味まで含めた精神的要素の強いもので、
服装の優美さだけをさすものではない。


服装におけるエレガンスは、時代によって常に変化し、
時代の求める最高の精神性と服装が一体化したときに生まれるもの。」
ある。


He made me feel some elegance,

by his fashion ,mood,the way of his talk, the choice of words.



あの時あたしが彼に感じた「エレガンス」は
きっとその、「時代の求める精神性」が
彼の心と体の真ん中に
浸透しているからじゃないか、とふと思う。


一歩進めてさらに考察、
「時代の求める最高の精神性」って何だろう。



撮影の後書いてもらういつものアンケート。
「今欲しいものは?」の欄には「いらない」、
「将来やりたい事は?」には「もう充分」て書いてある。


おそらく多分、この答えたちが
「時代の求める精神性」を読み解くキーワード。