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after the show... CHANEL



オートクチュールの現在について。
正直な話をすると「先細り」って言われてる。

参加するメゾンは減っていて、
規模はどんどん縮小されて、
お客さんの量も年々減ってるし。


プレタポルテ位で良くない?
オートクチュールまで大業なクリエイションじゃなくてもいいじゃん、
実際そこまで必要なくない?という話だ。


確かに日常生活でそこまでこだわったクリエイションは
必要無いのかもしれない。





After the show of CHANEL,
there are many people staying there
because  they seems to talk more and more 
about their impressions of this show,
and share the excitement of this fantasic experiment.


when I saw her,she stays alone
and seems to recall this beautiful show;

That appearance was so sweet
so I couldn't stop shooting her.



オートクチュールと、スーパーコンピューターの共通項について。


スーパーコンピューターは、世界一をめざし、たゆまなく研鑽を続けている。
世界最高水準のレベルをさらにさらに進化させるべく。


スーパーコンピューターは
一家に一台、とかそういう類のものではなくて
世界に数機、どこかの研究室の奥の奥にある(んだと思う)。
勿論あたしたちの日常とは程遠い。


そんな大業なコンピューターがそこまで必要?と判断されて
「1番じゃなく2番じゃいけないんですか」と誰かの言葉があったけど、
やっぱりこのコンピューターの進化、発展は必要なんだと思う。


だって、このコンピューターの進化・発展は
巡り巡ってあたしたちの生活を少しく便利にしてくれている。


オートクチュールも同様で。

オートクチュールという場所で
カットや技術、質や素材、その他もろもろは
毎シーズン研鑽に研鑽を重ね、
研ぎ澄まされた最高峰の「美の結晶」が出来る。


そのエッセンスを希釈したものが
巡り巡って私たちの毎日に着るファッションに入り込んで、
私たちの人生を少しく美しく豊かにしてくれている。



オートクチュールでショーをする事は
「絶えず美の研鑽を続ける、ファッションのために努力をし続ける」、
その決意表明に他ならない。



シャネルは、
オートクチュールのショーを開く最後の一人になったとしても
クチュールのショーは続けると言っていた。



あたしがシャネルと言うブランドを尊敬しているのは、
生み出すクリエイションは勿論だけど、
努力をし続ける、誰がどう言おうと
前に進み続けるその「姿勢」だ。